子供の頃、台風が近づいてくるとなんだかワクワクした人も多いでしょう。でも大人になると不安な気持ちの方が大きくなりますよね。
中でも「窓ガラスが割れたらどうしよう」と不安に感じる人は多いと思います。
窓ガラスの飛散対策で有効なのが養生テープで目貼りすることですが、養生テープを常備していなかったり、買いに行ったけどどこも売り切れ、なんてこともありますよね。
そこで今回は家庭にあるものや比較的入手しやすいものの中から養生テープの代用品に使えるものを、正しい貼り方も合わせてご紹介します!
1,台風対策の養生テープの役割は?
養生テープとは粘着力がそれほど強くなく、すぐ剥がせるテープのことです。
主に汚れやキズが心配な作業時に使われるテープで、最近では100均でも入手できます。
ガラスや木材などでも痕を残さず地を傷めず使えるのを特徴に持っていて、台風対策としてどんな役割があるかというと、
ガラスが割れてしまった際に破片が飛び散るのを防ぐもの
窓の枠に沿い、ガラスを囲うような形にも貼ると良い
と紹介されています。ただ、その一方で
テープを貼ることがガラスの強度を上げることには繋がらない
FNNプライムオンライン
とも紹介されています。
あくまでガラスが割れた時に飛散を防止するもの</strong>なのですね!
もし養生テープがない場合は代わりに他のものを使いますが、代用品は何でも良いわけではありません。
代用品として向いているのは、ガラスにぴったり密着するものです。
密着することでガラスが割れてもバラバラになるのを防ぎ、飛散するのを防止してくれるんです。
2,養生テープの代用品と正しい貼り方
それでは養生テープの代用品を5つ紹介します!
使い方も合わせて紹介するので、ぜひ試してみてください。
①布ガムテープ
1つめは「布ガムテープ」です。
ガムテープには紙と布がありますが、紙だと剥がす際にキレイに剥がせず大変です。。
布のガムテープは紙と比べるとやや割高ですが、200~300円で買えますし、1つ常備していると何かと役に立ちます。
(1)ガラスの内側に米印になるようにガムテープを貼る。
(2)台風が過ぎたら、晴れてくる前に剥がす。
これからも出てくる『米印の貼り方』はこちらです。
ちなみに晴れてくる前に剥がすのは、日光に長時間当たるとガムテープのノリが残りやすくなってしまうためです。
また、ノリ残りが心配な場合は、ガムテープを貼る前にマスキングテープを貼っておくとよいですよ!
②マスキングテープ
2つめは「マスキングテープ」です。
最近はカラフルなものやかわいい柄、幅も細いものから広いものまでたくさん販売されています。
マスキングテープの特徴といえば、何度でも貼って剥がせるところ。
これは養生テープと同じ特徴なので、代わりに使うことができるんです!
100均やスーパーの文房具売り場で買うことができますよ。
特に幅の広いものがオススメです。
(1)養生テープと同じようにガラスの内側に米印に貼る。
※細いマスキングテープの場合は、上下左右に貼る本数を増やす。
(2)台風が過ぎたら、晴れてくる前に剥がす。
マスキングテープは養生テープよりも粘着力が少し弱いですが、貼らないよりは効果ありです。
もし心配な場合は、マスキングテープの上からガムテープを貼って補強するとよいです!
③段ボール
3つめは「段ボール」です。
ネット通販で届いた箱を利用したり、薬局やスーパーでもらうこともできるので手軽に入手できます。
段ボールは強度が強く、衝撃に強いのが特徴です。
ガラスが割れても段ボールを突き破ることは少ないので、養生テープの代わりに使うことができます。
(1)ガラスを覆える分だけの段ボールを用意する。
(2)ガラス部分が見えなくなるように、内側からなるべく密着させてガムテープで貼りつける。
貼り付けた時の画像がこちら!
これならノリが残る心配も無く、強度も高いですね!
④サランラップ
4つめは「サランラップ」です。
サランラップはどの家庭にも置いてあるものなので、仕事があり帰りが遅くなって「もう風が出てきた!」という時にも安心ですね!
サランラップは適度に伸縮性があり、密着度が高いのが特徴です。
窓ガラスにぴったりとくっつくので、ガラスの飛散防止に効果があります。
(1)サランラップを用意し、内側のガラスに密着させながら貼っていく。
(2)剥がれるのを防ぐため、セロハンテープやガムテープで貼りつける。
サランラップを貼り付けた後の画像がこちら!
こちらも段ボールと同じく、剥がす時にノリ残りが気にならないのでよいですね。
⑤梱包用テープ
最後は「梱包用テープ」です。PPテープとも言われていますね。
ガムテープや養生テープサイズのセロハンテープというイメージが一番近いと思います。
100均で簡単に手に入るので、覚えておくと台風前にも安心です。
(1)養生テープと同じように、内側から米印になるように貼りつける。
(2)剥がしやすいようにテープの片端を折って貼りつけるのがおすすめ。
他のガムテープやマスキングテープと違い、梱包用テープはとにかく剥がしにくいです。
そのため、少しだけ端っこを折って貼り付けると剥がす時にも楽ですよ!
3,代用品を使う際の注意点
養生テープの他に飛散対策として使える代用品を紹介しましたが、ちょっと気を付けなければならない点もあります。
それはあくまで代用品だということ。
例えばマスキングテープは貼って剥がせるのが特徴ですが、その分粘着力はかなり弱め・・・
養生テープよりも強度は劣ります。
反対に布ガムテープは粘着力が強く、貼ってすぐならまぁまぁきれいに剥がせますが、長期間貼りっぱなしにしていたり太陽の光を受けると、粘着部分が固まってベタベタが残ってしまいます。
そのため、もしも強度やノリ残りが心配な場合は、サランラップ+段ボール、サランラップ+ガムテープなど、代用品を組み合わせて使うことをオススメします。
台風はかなり強い雨風が窓ガラスを叩くため、用心しすぎることはありません。
万が一窓ガラスが割れて、破片で怪我をしてからでは遅いので、養生テープが無くても諦めずに、出来る限りの対策をするようにしましょう!