大人気だった前作「リトルナイトメア」から4年、満を持して発売された『リトルナイトメア2』。
意味深で謎が深まるエンディングが印象的でしたね。
調べていくと、意外なメッセージが込められていることが分かってきましたよ!
そこで今回は『リトルナイトメア2』のエンディングの謎について、ラスボスとノッポ男の正体と合わせて詳しくご紹介します。
リトルナイトメア2のあらすじと登場人物
「リトルナイトメア2」は幼いころに感じた恐怖をテーマにしたサスペンスアドベンチャーです。
2017年に発売された「リトルナイトメア」の続編にあたります。
前作の主人公がパートナーとして登場しますが、続編である本作からプレイを始めても支障はありません。
あらすじ
公式のあらすじを紹介致します。
「リトルナイトメア2」は、電波塔に支配された世界を舞台に、少年「モノ」を操作するサスペンスアドベンチャーゲームです。
黄色いレインコートをかぶる少女「シックス」と共に、テレビを介して世界に広がる悪の源を暴くため、2人は電波塔に向かいます。
果たして、モノは電波塔の背後に潜む謎を暴き、シックスを恐ろしい運命から救い出せるのでしょうか。
リトルナイトメア2公式ホームページ
今回の主人公は、モノという紙袋を被った少年です。
モノや黄色いレインコートの少女など、登場人物も見ていきましょう。
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登場人物紹介
それではエンディングに関わる主要人物をご紹介します。
モノ(主人公)
薄い紙袋をかぶっている主人公です。
電波塔の発する怪電波に捻じ曲げられた世界を彷徨っています。
薄い紙袋をかぶっている理由は、増悪に満ちた世界を忘れさせてくれるからです。
シックス(前作の主人公)
前作の主人公で、黄色いレインコートを着ている女の子です。
モノと一緒に電波塔の世界を彷徨うことになります。
前作と同様に、突然空腹で苦しんでお腹を抱える様子が見られます。
ノッポ男・シンマン
シックスを執拗に追いかけて、テレビの中に引きずり込む高身長の男性です。
この男性も何かを探すために、終わりのない旅を続けています。
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リトルナイトメア2、衝撃のラスト!
「リトルナイトメア2」はその衝撃的なエンディングで話題になっております。
以下、ネタバレになりますが、ラストの大まかな流れです。
正規エンディングの流れ
ラスボスと思われるノッポの男・シンマンにより、シックスはテレビの世界に連れていかれてしまいます。
モノはシンマンと戦い、倒すことに成功、シックスを助け出し、テレビの世界から逃げ出そうとします。
しかし、逃げる途中、建物が崩れかけ、モノは落下しそうになります。
間一髪、シックスと手をつなぎますが、シックスはその手を振り払い、モノはテレビの世界の奥底に沈んでいくのでした……。
モノはそのままテレビの世界に取り残され、成長していきます。そして、その成長した姿はなんと、ノッポの男・シンマンと同じ姿だったのです。
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ノッポ男の正体は?
最終的にモノはシンマンになります。
それはどういう意味なのでしょう?そして、ラスボスは誰なのでしょう?
いくつかの説がありますので、検証してみます。
①モノ=シックスを追うノッポ男説
1つ目は、モノ自身がシックスを追う謎のノッポ男だったという説です。
モノ自身がシックスを追ってテレビの世界を引きずり込み、そしてシックスを救出するストーリーですね。
このストーリーだと、シンマンのシックスへの執着がよくわかります。
シンマン(=モノ)にとって、シックスは唯一の友達です。
シンマン(=モノ)はその友達に裏切られた怒りから、シックスを追っているのではないでしょうか。
シンマンは何かを見つけるために旅をしているという設定ですが、何かとはシックスのことでしょう。
シンマンの「終わりなき旅」とは、
過去の自分に倒されて消える
→モノがシンマンになる
→シンマンはモノに倒される
という無限ループを意味しているのだと思われます。
シックスがモノの手を離したのは、モノ=シンマンだということに気が付いたからだと言われております。
シンマンは電波的存在であり、テレビの中でしか倒せない存在です。
だから、シックスはモノをテレビの世界に置き去りにしたのだと考えられます。
②シンマンは複数居る説
一方で、シンマンは複数いるという説もあります。
テレビの中から現れるシンマンのモデルは「リング」の貞子だと言われています。
「リング」では呪いのビデオはダビングされて、貞子は増殖していきます。
シンマンもまた、増えていくのでは?という説です。
その場合、モノは先代のシンマンを倒し、シンマンに成り代わったと考えることができます。
物語の中でモノはファントム(捕った子供たちの残留思念的なもの)を回収してシンマンになっていきます。
「リトルナイトメア2」はモノがシンマンになる物語であり、シックスはモノがシンマンになってしまったことを知ったから、モノを落としたのではないでしょうか?
③ラスボスはシックス説
ところで、この物語のラスボスは誰になるのでしょう?
ノッポの男=モノと考えると、ラスボスはモノ自身ということになります。
また、ノッポ男複数人説ではラスボスは先代シンマンということになります。
しかし、最終的にモノは相棒であるシックスに裏切られて、閉ざされた世界に残されます。
主人公を倒したのはシックスであることを考えると、ラスボスはシックスと言えるのかもしれません。
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真のエンディング
「リトルナイトメア2」ではファントムを全部集めると、隠しエンディングが見られます。
隠しエンディングに登場するのはシックスだけです。
シックスから影が出てきて、黒いシックスが作り上げられます。
黒いシックスはシックスの狂気の部分を表していると思われます。
黒いシックスはいつからいたのかが気になりますが、最初からシックスの中にあったのではないかと思われます。
しかし、モノを落とした後、よりいっそうシックスの狂気は強くなっていったのではないでしょうか?
「リトルナイトメア2」は「リトルナイトメア」より前の話だと思われます。
隠しエンディングでは「リトルナイトメア」に出てくるモウが描かれたチラシが出てきて含みを持たせています。
「リトルナイトメア2」でモノを奈落に落としたことで、振り切れたシックスは「リトルナイトメア」の世界でも狂気的な姿を見せています。
「リトルナイトメア」では空腹になったシックスが様々なものを捕食していくのですが、シックスを心配してくれたノーム(小人)を食べてしまうシーンがあります。
ちなみに、「リトルナイトメア」は七つの大罪をモチーフにしているという考察があるのですが、シックスは「暴食」を司っているのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?考察をすればするほど謎は深まっていきますね。
結局、シックスの正体はわからないままなので、ぜひとも続編を作ってもらいたいものです。