閣議決定をわかりやすく3分で解説!効力はどのくらいあるの?仕組みは?

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よくニュースで目にする『閣議決定』という言葉。

調べてみても、政治特有の難しい言葉が並んだ長い文章ばかりで、読む時間がもったいないですよね。

仕組みや何を決める場なのか?気になるところですね!

そこで今回は、閣議決定の仕組みや効力をまとめてご紹介します!

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目次

閣議決定を分かりやすく解説!

まず、閣議とは内閣の会議のことをいいます。

内閣とは内閣総理大臣(安倍総理)と各省庁の大臣で構成された[color color=”red”]「政治を行う機関のトップ組織」[/color]のことです。

そのトップ組織全員で集まり会議を開くと「閣議」ということですね!

そして閣議決定とは、この会議でトップ組織の大臣達により決定された「トップ組織の意思」のことです。

例えば、「新しい法律を国会に通したい!」と思ったとします。

補足
※国会・・・国民が投票して選んだ衆議院・参議院の議員で話し合う会議のこと。

まずは内閣(政治を行うトップ組織)の意思決定をしてから、国会に提案する必要があります。

トップ組織の意思がバラバラでは国会に出せません。

そして閣議で話し合い、意思が決定すると「新しい法案が閣議決定された。」となるのです。

衆議院選挙、参議院選挙と言われますが、国会で内閣が提案したことを国民の意思を代弁して議論してもらうための人を選んでいるのですね!

また、よくニュースで閣議決定と共に「答弁書」という言葉が出てきます。

この答弁書こそが内閣の意思を書いて示したものなのです!

閣議決定の効力は?

結論から言うと、閣議決定に法的な効力はありません。

例えば新しい法律が閣議決定されたとしても、それは内閣が「新しい法律を作りたいから国会に提出しようね!」と意思を決定しただけです。

ちょっと意外ですよね!

つまり、閣議決定=新しい法律が出来ることはまだ決定していない、ということです。

「内閣はみんなこう思ってるよ!」と、内閣の中で意思確認と決定がされただけです。

くらら
閣議決定=法律が出来ることが決定されたと思っていたけど、ただの意思決定だったのね!

そう、閣議決定はあくまで政治を行うトップ組織の意思決定です。

そのため、各行政機関の職員(都道府県職員、市役所職員など)はこの意思決定に従って仕事を行う責任があります。

これって実際、法的効力はなくても実務的な効力は発生してますね…

閣議決定と警察庁との関係は?

以前、警察庁も関わる案件で閣議決定がなされたことがありました。

そのことを受けて、一番多く見られたのは警察庁はそれでいいの!?という声でした。

警視庁をはじめ、47都道府県警察本部の組織犯罪対策部局が気絶しそうな閣議決定。警察庁派遣の内閣府職員、これでいいの?https://t.co/pL77QHjJNR

— カンドウヨシヒロ@Kando,Yoshihiro (@kando_abugen) December 10, 2019

この閣議決定が有効になれば暴力団排除条例の適用に影響するケースが発生しかねないと思います、警察庁から政府に対して速やかに決定を取り消すよう進言すべきだと思います。 https://t.co/XdSmueaESj

— barryobjectnoir (@andyobjectnoir) December 10, 2019

では、警察庁は内閣に文句を言えるのでしょうか。

調べたところ、警察庁の上には「国家公安委員会」という組織があり、さらにその上には「内閣総理大臣」がいます。

つまり、内閣総理大臣の安倍総理も参加した閣議の決定に警察庁は文句を言うのは難しいです。

社長と役員たちで決めた方向性に、直々に文句をいうイメージです。

くらら
裏で愚痴はこぼせても、社長達に向かって正々堂々文句を言うことはできないなぁ…

政治はいろいろな権力が絡み合っているので、お互いの思い通りに進めようとしても難しいのですね。

以上、閣議決定についての解説でした!

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