トランプ大統領 アイキャッチ

 
12月19日、トランプ大統領が弾劾訴追されたと報道されました。
 
弾劾訴追された大統領はアメリカ史上3人目。
 
ところで弾劾訴追って何のことでしょうか?
 
解説サイトを見ても難しい用語ばかりで、政治用語って分かりにくいですよね。
 
そこで今回は弾劾訴追を簡単に3分で分かるように解説します!
 
また、ニュースでは分かりづらいトランプ大統領の訴追理由も解説します。
 

 

弾劾訴追ってなに?

弾劾訴追とは、簡単に言うと大統領を辞めさせるための裁判です。
 
読み方は『だんがいそつい』です。
 

用語の簡単解説
<弾劾>
 今の大統領という立場を辞めさせること
<訴追>
 大統領が辞めるよう訴えを起こすこと

 
基本的に人を裁判にかける時は裁判所に起訴して相手を訴えます。
 
そして集めた証拠をもとに、裁判官に判決を出してもらいます。
 
裁判所
 
法を使って裁判をする裁判所は司法機関と言われます。
 
実はアメリカの司法機関では、現役の大統領を裁くことは想定されてません。
 
では、どうやって大統領を裁くのか?
 
まず、アメリカの政治は司法・立法・行政機関がそれぞれ独立した力を持つ三権分立制です。
 
三権分立
 
政治を主に行う行政機関のトップが大統領。
 
司法機関では大統領を裁けません。
 
そこで法を作る立法機関に与えられたのが、大統領を裁くための最高レベルの力『弾劾訴追』。
 
この弾劾訴追があるからこそ、大統領は好き勝手出来ないのです。
 
トランプ大統領は「そんなの関係ねぇ!」と好き勝手やってたので、ついに弾劾訴追されましたね(笑)
 
トランプ大統領
 
ちなみに立法機関には「上院」「下院」があります。
 
同じ力関係ではありますが、弾劾裁判では形として次のような流れで行われます。
 

『下院』が大統領を辞めさせるための証拠集めをする
 ↓
『下院』で弾劾訴追をするかを決める
(過半数が賛成すると決定となる)
 ↓
『上院』が弾劾訴追にもとづき、大統領を辞めさせるかどうかを最終決定
(3分の2の賛成が必要)

 
上院の3分の2が賛成した時、大統領は現在の職を辞めることになります。
 

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トランプ大統領はなんで弾劾訴追されたの?

 
では、今回なんでトランプ大統領は弾劾訴追されたのでしょうか?
 
理由は2つあります。
 

・議会妨害
 ⇒下院が弾劾訴追をするための証拠集めを妨害した。

・権力乱用
 ⇒大統領としての権限を自分の大統領としての地位を守るために使ったから

 
弾劾訴追をして大統領を辞めさせる裁判を行うためには、まず下院が証拠集めをします。
 
召喚状という正式な文書を発行したうえで、証言や情報提供を求めていきます。
 
召喚状
 
アメリカと日本は政治の体制が違うので同じ召喚状はなく、参考までに日本の裁判所が発行する召喚状を載せました。
 
こんな文書が来たら正直ビビります。
 
しかし、トランプ大統領は全く調査に協力せず、関係者にも「召喚状なんて無視しろ」と指示を出しました。
 
この行動こそが妨害だ!ということです。
 
トランプ大統領 妨害
 
もう1つは、ウクライナ疑惑で自分の利益のために大統領としての権力を乱用したということです。
 
ウクライナ疑惑とは、トランプ大統領がウクライナ大統領に軍事支援を約束する代わりにある条件をのむよう迫ったことです。
 
その条件とは、2020年のアメリカ大統領選挙で自分の有力対立候補になる相手に打撃を与えるような捜査をせよ、というもの。
 
トランプ大統領 ウクライナ大統領
※左側がウクライナの大統領です。
 
税金を使って軍事支援をするのに、その見返りを自分の利益のために使うなんて・・・
 
もちろん下院の過半数が賛成し、弾劾訴追として上院に訴えが提出されました。
 
現在はこの2つの理由をもとに弾劾訴追があげられたところ。
 
年明けに上院で弾劾裁判が開かれます。
 
そこで3分の2が賛成すれば、トランプ大統領は辞めることになります。
 
これは見逃せませんね・・・!
 

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まとめ

簡単に分かりやすく弾劾訴追を解説しました。
 
最後にもう一度まとめておきます。
 

・弾劾訴追とは?
 大統領を辞めさせるための裁判を起こすこと。下院・上院(立法機関)が持つ最高レベルの力。

・トランプ大統領はなぜ弾劾訴追された?
 権力乱用し、証拠集めも妨害したから。

・今の状況は?
 下院で過半数が賛成して弾劾訴追が上院にあげられた。年明けに向けて弾劾裁判の準備をしている。

・トランプ大統領は辞めるの?
 上院の弾劾裁判の結果による。
 3分の2が賛成すれば辞めることに。

 
ちなみに、弾劾訴追されたの大統領はアメリカ史上3人目。
 
今まで弾劾訴追された2人の大統領は、結局は上院の弾劾裁判では3分の2は賛成せずに、辞めませんでした。


 
しかし、今は共和党という派閥が上院の過半数を占めています。
 
この共和党は本当ならトランプ大統領の味方ですが、トランプ大統領は彼らを裏切る政策を進めて批判を浴びています。
 
そのため今回彼らが味方をせずに、トランプ大統領が辞めることも十分ありえます。
 
年明けの弾劾裁判が見逃せませんね!
 

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