12月19日にトランプ大統領の[color color=”red”]弾劾訴追[/color]が決定しました。
年明けに弾劾裁判にかけられて、トランプ大統領の今後が決まります。
弾劾裁判と言われても何のことか分からないですよね。
そこで今回は、弾劾裁判について簡単に分かりやすく解説します!
弾劾裁判とは?弾劾訴追とは違う?わかりやすく簡単に解説!
ニュースでは[color color=”red”]弾劾訴追[/color]に[color color=”red”]弾劾裁判[/color]と似たような言葉ばかり。
ただでさえ政治用語は似た言葉が多いのでこんがらがりますね。
弾劾裁判とは大統領を辞めさせるか決める裁判です。
本人の意志とは関係なく辞めさせることを罷免(ひめん)と言います。
通常、裁判は裁判所で行われますが、アメリカの裁判所は大統領を裁くことができません。
誰にも裁かれなければ大統領は好き勝手してしまいますね。
それを防ぐために、上院と下院という機関だけが[color color=”red”]大統領を裁く権利[/color]を持ちました。
トランプ大統領は弾劾裁判があっても好き放題やってましたが・・・
では、弾劾裁判はどんな流れで進んでいくのか。
トランプ大統領の弾劾裁判の予定表を見てみましょう!
下院が弾劾訴追を決定
↓
<1月6日>
上院により弾劾裁判が始まる
裁判にあたりルールを最終決定する
↓
<1月7日>
上院議員が陪審員(法律の専門家ではないが判断を行う人)として宣誓
最高裁判長が議長として宣誓する
↓
<1月9日>
事実の調査をする検察役の下院議員とホワイトハウスの弁護団が24時間以内に意見や考えを述べる。
↓
上院議員の[color color=”red”]3分の2以上の同意[/color]があればトランプ大統領を罷免できる。
弾劾裁判では[color color=”red”]最高裁判長[/color]が議長として裁判を進行します。
万が一の時も最終決定を下すのは最高裁判長です。
そしてホワイトハウス弁護団は、大統領へホワイトハウスに関する全ての法律的な助言を行う弁護士達。
ですが、実際に証言や証拠を元に罷免を決めるのは上院議員です。
ちなみに弾劾訴追と弾劾裁判の違いがこちら↓
⇒大統領を裁判にかけるか決めること。
<弾劾裁判>
⇒大統領を罷免するか決める裁判。
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言葉は似ていますが、裁判にかけるか決める段階なのか実際の裁判なのかと整理すると分かりやすいです!
トランプ大統領は罷免される?
弾劾裁判にかけられるトランプ大統領が罷免されるか、気になるところです。
今までに弾劾裁判にかけられたアメリカ大統領は[color color=”red”]2人[/color]います。
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2人共ギリギリですが上院の3分の2以上の同意はなく、罷免されずに済みました。
そのため、トランプ大統領も罷免されることはないと予想されています。
実はこの弾劾裁判、厳格に進むものの出来レースに近いです。
上院の3分の2以上の同意があれば大統領を罷免できます。
現在の上院は定員100名で、そのうち53人が『共和党』。
共和党は大統領に[color color=”red”]味方[/color]をしている政党です。
今回のトランプ大統領の弾劾裁判でも、共和党は罷免に同意しないでしょう。
しかし、トランプ大統領は味方であるはずの共和党を裏切るような政策を進めてきました。
そのたびに共和党から批判されていたとか・・・
共和党がトランプ大統領に仕返しするドンデン返しがあるかもしれません!
まとめ
弾劾裁判を簡単に分かりやすく解説しました。
最後にもう一度まとめます。
大統領を罷免するかを決める裁判
<罷免とは>
今の職務を本人の意思に関係なく辞めさせること
<トランプ大統領はどうなる>
上院の半数以上が味方なので罷免はないと思われる。
が、トランプ大統領は味方を裏切る政策をしてきた・・・
予定通りに進めば、トランプ大統領の罷免が決定するのは1月7日頃になりそうです。
自分が裏切った共和党に仕返しされるのか。
それとも罷免を免れて大統領を続行するのか。
弾劾裁判の行方が見逃せません!