12月19日、トランプ大統領が弾劾訴追されたと報道されました。
これで弾劾訴追されたアメリカ大統領は3人目。
あと2人は、第17代のアンドリュー・ジョンソンビル・クリントンです。
どちらも弾劾訴追は否決で終わり大統領辞任は免れています。
ところでジョンソン氏とクリントン氏と聞いてピンとくる人は少ないはず。
調べたら、クセが強すぎて弾劾訴追をされたことが判明!
今回は2人が[color color=”red”]どんな人物[/color]なのか、なぜ[color color=”red”]弾劾[/color]されたのかを分かりやすく紹介します。
弾劾訴追されたのはクリントンとジョンソン!
今回弾劾追放されたトランプ大統領は超有名なので、知らない人はいないでしょう。
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では、ジョンソン氏とクリントン氏はどんな人物なのでしょうか?
まずはジョンソン氏からご紹介します!
アンドリュー・ジョンソン
まともな教育は受けず、仕立て屋の見習いとして生活。
<20歳>
仕立て屋として評判になり、20歳で市議会議員に選出。
<56歳>
南北戦争で「北」を支持したことをリンカーン大統領に評価される。
副大統領に指名された。
<57歳>
繰り上げで大統領に就任。
<60歳>
アメリカ史上初めて弾劾訴追される。
ジョンソン氏の有名エピソードとして、弾劾訴追の1年前に起こしたアラスカ購入があります。
誰もが価値がないと言うアラスカの土地をなんと720万ドルで購入したのです。
もちろん激しく批判されました。
しかし、アラスカでは後に[color color=”red”]豊富な資源[/color]が発見されたのです!
720万ドルと言えば、日本円で7億円!
私だったら批判されることがわかってるのに大金出して買うことはしません。
ジョンソン氏には先見の明があったのですね。
また、自分が奴隷を持っているから奴隷制度に賛成していたことも話題でした。
その後も独自の視点で政治を推し進めすぎて、周りは敵だらけになっていきます。
先見の明があって、敵を作りやすい性格…ホリエモンに似てます。
ビル・クリントン
民主党知事として当選。若手知事として有名に。
<46歳>
大統領選挙で当選。翌年、大統領に就任。
<52歳>
アメリカ史上2番目の弾劾訴追にかけられた。
クリントン氏は猫、牛乳、チーズ、豚肉、植物などの多くのアレルギーを持っていて、大変苦労したそうです。
植物アレルギーが特にひどく、ホワイトハウスの芝の花粉に悩まされていました。
花粉が飛ぶ時期には窓を閉め切るだけでなく、延々と芝を刈らせたという話もあります。
彼も実力者でしたが、[color color=”red”]スキャンダル[/color]が絶えない大統領でした。
若い女性との不倫、税金を不透明な使い方をするなど、世間を騒がせたとか…
日本にもそういう政治家がいますが、ことごとく批判されて消えていきます。
クリントン氏の凄いところは、スキャンダルがあってもなお国民から好評な大統領だったところです。
実力者ながら、寛容な性格の持ち主だったからでしょうか。
弾劾の理由は何?
ジョンソン氏とクリントン氏はなぜ弾劾されたのでしょう?
調べたところ、クセが強すぎて弾劾されていました!
まず、ジョンソン氏は敵を作りすぎて弾劾。
奴隷制度賛成派だったジョンソン氏は、反対派と激しくぶつかっていました。
「人類平等、差別はしない」と主張した公民権法に対して拒否権を使うなど、偏った政治の姿勢への反発も敵を作る理由でした。
周囲から不満が募るなか、陸軍のトップを辞めさせたことが原因で下院が弾劾訴追を決定。
上院の弾劾裁判では[color color=”red”]わずか1票差[/color]というギリギリで「否決」とされ辞任を免れました。
しかし、そこで信用も政治的な後ろ盾も完全に失います。
結局はこの弾劾訴追が原因で任期満了と同時に大統領を退任しました。
一方、クリントン氏はもっとクセが強いです。
なんとホワイトハウスに研修に来ていた若い女性との不倫が原因!
しかもその女性が不倫を否定したため「クリントン氏が口止めしたのでは!?」という疑惑まで生じるハメに。
スキャンダルが多いクリントン氏らしいです。
偽の証拠による「偽証」と口止めによる「妨害」が原因で弾劾訴追されました。
上院での弾劾裁判では3分の2には届かず、かろうじて否決となり、辞任を免れました。
その後も8年間大統領を続けたところを見ると、ジョンソン氏とは違い人望があったのでしょう。
まとめ
ジョンソン氏とクリントン氏が弾劾されたクセが強い理由をご紹介しました。
トランプ大統領もかなりクセが強いところを見ると、弾劾訴追される大統領は個性的なんですね。
気になるのは、ジョンソン氏もクリントン氏も上院の弾劾裁判で辞任を免れていること。
出来レースではないと信じたいですが、上院内部でも駆け引きがありそうですね。
弾劾訴追されたアメリカ大統領3人目・トランプ大統領の弾劾裁判でも、駆け引きによっては否決で終わり辞任を免れる可能性がありそうです。