映画 新聞記者

 
2019年6月28日に公開された映画『新聞記者』2020日本アカデミー賞作品賞を受賞しました!
 
公開当初は賛否両論があった映画ですが、これを機に注目度が上がっています。
 
「映画を見る時間はないけど『新聞記者』がどんな映画か気になる」という方もいると思います。
 
そこで今回は映画『新聞記者』のストーリーとラストのネタバレをご紹介します!
 

 

①映画『新聞記者』ネタバレ

2019年6月28日に公開された映画『新聞記者』が、2020日本アカデミー賞作品賞を受賞して話題です。
 
映画 新聞記者

映画『新聞記者』の概要
【原作】
望月衣塑子 『新聞記者』(角川新書出版)

【監督】
藤井道人

【キャスト】
シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、西田尚美、田中哲司ほか

 
映画『新聞記者』は、権力の圧力に抗う新聞記者とエリート官僚の葛藤を描いた作品です。
 
それでは早速、画像も交えながらストーリーを画像つきで見ていきましょう!

起 -始まり-

ある日、東都新聞宛に大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで送られる。
 
この大学新設は内閣府が主導・民間が運営するという点が通常とは異なっていた。
 
東都新聞の編集長は誰が送ってきたのかを調査するよう、吉岡エリカ(シム・ウンギョン)に命じる。

吉岡エリカ 編集長

吉岡エリカは日本人の父と韓国人の母のもとに生まれ、アメリカで育った。
 
父親は優秀な記者だが誤ったスクープをして追い込まれ、自ら旅立ちを選んだとされているが、吉岡エリカは父親の旅立ちの原因は別にあると考えてた。
 
しかし証拠は何も残っていない・・・
 
そんな中でも吉岡エリカは日本で新聞記者として働くことを選び、今に至る。
 
 
一方、外務省から内閣情報調査室に移動した官僚・杉原拓海(松坂桃李)は。現政権に不都合なニュースをコントロールするという仕事に疑問を持ち始めていた。
 


 
異動前の外務省では、上司の神崎俊尚に『誠心誠意、国民に尽くす』という信念を教わったためだ。
 
上司・神埼は5年前に、ある事件で一人で責任を取らされて外務省を辞職していた。
 
神埼と杉原拓海は仲が良かったが、その後、上司・神埼がビルから飛び降りた。
 
杉原はその情報を聞いて愕然とする・・・

承 -大学新設事件-

その頃、吉岡エリカは取材を重ねて、大学新設計画に関する極秘情報を送ったのは『神埼』だという結論にたどり着いていた。
 
大学新設が一度流れたものの、再度立ち上がった計画である可能性も見えてきた。
 
神埼の葬儀に足を運んだ吉岡エリカが見たものは、神埼の娘にマスコミが執拗にマイクを向けている姿を見て、昔の自分と重ねる。
 

吉岡エリカ
今、その質問が必要ですか!?

 
その様子を見ていた杉原が吉岡エリカに声をかけて、2人は出会った。
 

杉原拓海
君もあちら側(マスコミ)の人間だろ?

吉岡エリカ
神崎さんが飛び降りた本当の理由が知りたいのです。
家族を残してまで背負えないものがあったのでしょうか。

杉原拓海
君には関係のないことだ。

 
葬儀が一段落した後、杉原は内閣情報調査室が極秘で神埼をマークしていたことを知り疑念を抱く。
 
一方で吉岡エリカは杉原に接触して、自分の父親に起きたことを告白し、2人の間には少しずつ信頼関係が生まれていく。
 
そして2人は『神崎は新しく立ち上がった新設大学に関する別の資料を持っているのではないか』と考え始める。

転 -神崎が託したもの-

吉岡エリカは神埼の自宅を訪ねて、神埼の妻に一枚の絵を見せた。
 
サングラスをかけた羊の絵で、資料と共に東都新聞に送られたものだ。
 
羊の絵
 
神埼の妻はそれを見て、子供のお絵かき帳を持ってきた。
 
そこにはそっくりな羊の絵が描かれていた。
 

神埼の妻
それは主人が描いたものです。

吉岡エリカ
神崎さんが私達に資料を託された、その気持ちに応えたいのです。

 
すると、神埼の妻は鍵の束を出してきて、吉岡エリカを夫の書斎に案内した。
 

神埼の妻
家族には見せたくないものでしょうから。

 
吉岡エリカに鍵を手渡し、神埼の妻は部屋を出ていった。
 
書斎にあった金庫の鍵を開けると、中には『DUGWAY SHEEP INCIDENTS』というタイトルの洋書があった。
 
吉岡エリカ 杉原
 

ダグウェイとはアメリカのユタ州にある生物兵器の実験場のことで1968年に近隣の羊が大量死するという事件が起き、大問題となったことで知られています。

Cinemarche

 
吉岡エリカと杉原に東都新聞の編集長が加わり、3人は、内閣府が日本に『ダグウェイ』と同じ機能の施設を持つ大学を作ろうとしているという結論に達する。
 

 【結】は結末のネタバレになりますので、ご注意ください

結 -結末-

しかしこれだけではまだ記事にはできず、明確な資料が必要だ。
 
吉岡エリカは杉原に協力を仰ぐ。
 
杉原は了承し、早朝に神埼の後任のもとを訪れる。
 

杉原拓海
都築と約束をしているので、部屋で待たせてください。

 
そう言って部屋に入り込み、資料を探し始める。
 
並行して、吉岡エリカは出勤途中の都築を捕まえて取材と称した時間稼ぎをする。
 
新しい大学新設関係の資料を発見した杉原が、一枚ずつスマホで撮影をしていく。
 
吉岡エリカを振り切った都築が部屋に入るまでに、杉原は資料の撮影を終えて部屋から出ることができた。
 
その後帰宅した杉原は、しばらくの間除いていなかった郵便受けに神埼からの手紙が入っていたことに気がつく。
 
手紙は『これ以上、生きていけない』と綴られた神埼の遺書だった。
 
他にも大学新設の認可の決裁に自分のハンコが押されている苦しみが書かれていた。
 
資料も証拠も揃い、あとは記事を書くだけ。
 
編集長、吉岡エリカ、杉原の3人は記事を書く前に話し合いの場を設けた。
 

編集長
誤報と言われたら、跳ね返せる手段がない・・・

杉原
そのときは、僕の実名を出してください。

吉岡エリカ
それはいけない!

杉原
君なら、自分の父親にどうしてほしい?

 
吉岡エリカを見つめてそう言う杉原の表情は、固い決意が刻まれていた。
 
上からの命令には逆らえない性格の編集長だが、何かあれば杉原の実名を書くうえで、記事を書くことを了承。
 
編集長のチェックのもと、ついに吉岡エリカが書いた記事が新聞の一面を飾る・・・
 
その後、吉岡エリカは編集長から良い知らせと悪い知らせを聞かされる。
 
悪い知らせとは、政府が雑誌を使って『上司のために官僚が暴走したことにでっち上げて、記事を誤報にしようと動いている』こと。
 
良い知らせとは、大手新聞社が東都新聞のスクープの後を置い始めていること。
 

吉岡
続報として、杉原さんの名前を出します。

 
吉岡エリカは杉原の元へと向かうが、その途中に電話がかかってくる。
 
電話の主は杉原の上司・多田だった。
 
名乗らずに電話口で吉岡エリカに語りかけてくる。
 

多田参事官
”あなたがあの記事を書いた吉岡さんですね?”

多田参事官
”よく書けている。お父さんにそっくりだ。

あなたのお父さんの記事は誤報じゃなかった。残念ですね。”

吉岡エリカ
わざわざありがとうございました。

 
気丈に言い放って電話を切る吉岡エリカ。
 
電話を切られた多田参事官は、顔を赤くして怒りながら、隣に立つ杉原に語りかける。
 

多田参事官
これ、(リークしたのは)お前じゃないよな。お前なわけない。

杉原
・・・

多田参事官
外務省に戻りたいか?
しばらく外国に駐在しろ。

そのうち、世間は忘れる。

そのかわり、今持っている情報はすべて忘れろ。

 
無言を貫き通して部屋を出ていこうとする杉原。
 
杉原の背中に向かって、多田参事官はさらに言葉をぶつけた。
 

多田参事官
杉原、撤回することは恥ずかしいことじゃないぞ。
この国の民主主義は形だけでいいんだ。

 
部屋を出ていく杉原。
 
杉原の頭には先程の多田参事官の言葉が渦巻いていた。
 
苦悩に満ちて頭を抱える杉原。
 
吉岡エリカは杉原に電話をかけ続けながら、歩き続ける。
 
そして横断歩道の向こう側に杉原を見つけて、大きく手を降った。
 
しかし杉原の顔はげっそりとやつれている。
杉原 吉岡エリカ
 
杉原の唇が力なく動いて何かをつぶやき、吉岡エリカは目を見開いた・・・

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②映画『新聞記者』ネタバレ -まとめ-

いかがでしたか?
 
ラストが意味深でしたね・・・
 
吉岡エリカが目を見開いたということは、杉原の言葉はよくない言葉に違いありません。
 
杉原がラストにつぶやいた言葉や羊の絵の考察については、別記事でまとめてご紹介します!
 
今回の日本アカデミー賞作品賞の『新聞記者』も、アカデミー賞を受賞した『パラサイト』も、社会の闇に焦点を当てた作品でした。


 
今、社会や政治の闇に対しての関心が高まっている証拠なのかもしれませんね。

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